何をするにもやる気が出ない。面倒くさくて何もしたくない。わかります。いいんです。無理にやる必要なんてないですよ。
ただ、自分でもどうにかできるなら改善したい、治したい。
それならば、原因を追求しましょう。なぜ、めんどくさいと感じるのか?その答えを知ることで、自分の行動力を上げることができるはずです。
今回は、めんどくさい原因とやりたくない心理、対策方法について徹底解説していきます。
目次
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めんどくさくて動きたくない原因
なぜめんどくさいと感じるかというと、過去の記憶が原因です。
つまり、「嫌なことだった」という記憶が邪魔しているんですね。学校でも仕事でも勉強でも、なんでもそうですよね。
繰り返し行うこと=めんどくさいと感じて当然なんです。
人から指図されたくない
もし人から指図されているなら、やりたくなくて当然です。
基本的に人は、誰かに指図されたくないんです。たとえ、それが誰の目から見ても、やらなければいけないことだとしてもです。直接言われてなくても、頭の中の記憶から指図されているように感じるケースもあります。周りから何も言われなかったとしても、そういった空気で圧力をかけられれば同じこと。
過去に人から言われた通りにして、うまくいかなかった経験が頭の中に残っていて無意識に反応してしまっていることは十分考えられます。
しかしよく考えると、これは悪いことじゃないんです。
しっかりと自分の意志を持てているということ。自分で判断して本当にやる必要がなければやらなくて良いはずです。面倒と感じる自分の感覚を信じる方が正しいケースもあるでしょう。周りがなんと言おうが聞かなければ良いだけのこと。面倒くさいというのは悪いことだけじゃないんです。
むしろ周りの人達が間違っている可能性が高い。
周りの人やいろんな情報を知りすぎている
何をするのも面倒くさいのは、情報が多すぎるんです。
特にインターネット全盛期である今の社会は、一般市民のくだらない情報も必要以上に見えてしまう日常です。何をするにしても、既に誰かがやったこと。
自分で同じことをしても同じ結果になることが想像できてしまうことが、面倒くささの大きな原因の1つ。しんどさも同じように頭に浮かぶので面倒くさいんですよね。
めんどくさいと感じて正常な状態なんです。誰もやったことがなければ、人は逆にやってみたいと考えるもの。
予想できるからこそめんどくさいのです。
怯えや恐れを隠しているケース
面倒くさいという言葉で、何か新しいことに挑戦したり、行動することを避けようとする人もいます。
これはおそらく本人も言い慣れてしまっていて、自分でも気づけないケースは多いです。
自分が恐がっていることを認めるのはなかなか難しいものです。失敗を恐れていることを認められないので、面倒くさいという言葉で言い訳しているんです。
周りの人が気づいていたとしても、その人を傷つけることになるかもしれないので、なかなか伝えてあげることは難しいでしょう。
面倒くさいという言葉の奥にある本当の意味の中でも、この問題を解決するのはかなり難しいですね。運良く自分で気づくことができる機会があって、その人に自分の間違いや心の弱さに気づくだけの度量や器があれば改善するかもしれません。
ある程度の年齢を重ねた人は、学ぶことをやめてしまいます。
自分で気づいたとしても、これまで生きてきて信じてきた価値観が崩れてしまうことを恐れて認めることができない人も多いです。
⇒弱気な人が自分に自信を持つための考え方。周りに振り回されない意志を身につける方法とは?
そもそも気力さえ湧かない場合
これまで見てきたような考え方やものの見方ではなく、そもそも体を動かす元気さえない人の場合。
この場合は精神的な病気か、体の不健康さから来る影響の可能性が高いです。栄養が正しく摂れていないため、不足した栄養から来る神経系へのダメージの影響も考えられます。
特に仕事をしていて一人暮らしの人は注意が必要です。食事内容が一番疎かになるのは一人暮らしの独身貴族。夏バテと同じように、体の健康が正常でないと、心の状態にも影響が出るんです。やる気がなくなるほど、見えない体の中の状態が悪くなっていれば、自分一人で立ち直るのは難しいほど深刻かもしれません。うつ病に近いような症状であれば、心の病気を専門にするカウンセリングを受ける必要があるでしょう。
家に行っても誰とも話さずに、仕事場でも最低限の会話しかしない場合、一人で考え込んでしまう人に起こりがちな症状。
もし自分に当てはまっていそうだと感じた人は、深いうつ病に陥る前に、医師の力を頼りましょう。
頭が良すぎる人の場合
これも情報を取り入れているケースと似ていますが、頭の回転が良すぎる場合、めんどくさいと感じる原因になります。
自分が体験していなくても頭の回転が良いために先のことが予想できてしまう。そのことで、一度体験したかのような感覚を持ってしまい、どうにもやる気が出ない。
「どうせこうなるんだろう?」という予想が、見事に当ってしまう才能の持ち主は、その諸刃の剣としてやる気を阻害されてしまうデメリットを持ち合わせているということです。
強靭な精神力を持っていないと、頭の回転の良さも宝の持ち腐れになってしまいますね。中途半端な頭の回転の良さでは、自分のやる気を出すために必要なことまでたどり着けていないのかもしれません。根本的なめんどくさい原因を突き止めるとこまで、足を止めずに考え続けることでしか問題を解決する方法はないでしょう。
行動するやる気を起こすための考え方
めんどくさい状態から、行動力や、やる気を出すためにはどうすれば良いのか見ていきましょう。
絶対にやる必要があるのか判断する
まずは確実にやらなければいけないことなのか判断しましょう。
100%やらなければいけないことであれば、めんどくさくてもいずれやらなければいけない。それならばめんどくさいと感じることは無駄なことです。
結局やらないといけないんですからね。めんどくさいと感じて嫌な思いをすることをなくす方が、時間と無駄な思考を省けると考えるべきです。めんどくさくても無視して動き始めるんです。悩み始める前にできるだけ早めに行動を起こした方が良いですよ。
めんどくささを軽減することができないか考える
めんどくさいことでも手順や手段を変えることでそのめんどくささを軽減することができるかもしれません。
例えば、自分の部屋を掃除しなければいけないとしましょう。片付いていない部屋を掃除するのは、とてもめんどくさいですよね。
しかし、部屋の汚さによって掃除の難易度は上がります。
床に何も起きなければ掃除機をかけるだけで良いかもしれませんが、物を置いていた場合、掃除の手順が増えるということです。この場合、部屋を片付けるという作業が増えますが、今後の掃除が楽になってめんどくささが減るということです。日常的に継続して起こるめんどくさい作業は、その作業の内容はできるだけ簡単になるように仕掛けておく。
これも1つの対策方法です。
勉強がめんどくさい場合のやる気を出す方法
勉強はやらなければいけないけれど、めんどくさいことの1つですよね。
むしろやりたいんだけど、なぜかできない。その原因は、思考と行動が結びついていないことにあります。人の思考は外部に影響されやすい。
つまり、めんどくさいと感じている状態は、さらにめんどくささを引き出します。
やりたくない悪循環は危険
このままだと悪循環に陥って、どんどんやりたくなくなる。これを解決するためには、とりあえず一瞬でも行動を起こします。
勉強の場合、学習を始めることで状況は勉強している状態になります。その状態に脳は反応して、勉強している状態に影響され始めます。
もちろんめんどくささは残っていますが、やる気もほんの少しだけ出始めます。この状態を継続しつづけると、めんどくさい気持ちと、やりたい気持ちの割合がどんどん傾いていって、次第に勉強している状態が楽になってくるわけです。
勉強によるメリットをしっかりと把握しておくこと
そして、もう1つ重要なのが勉強によるメリットをしっかりと認識しておくこと。
勉強することで自分は何を得ることができるのか?これを知らずに勉強を続けることは絶対にできません。何の意味もないことを続けることが出来る人はいませんからね。
無駄なことは絶対にしたくないのが人間です。
この勉強をすることで知識が増えるのか?解き方がわかることで成績が上がるのか?無駄な範囲を勉強していないか?成績が上がればどうなるのか?褒めてもらえるのか?お金がもらえるのか?良い高校や大学に入れるのか?資格を取ることができるのか?
常に自問自答して頭に考えておくべきです。報酬のためならやる気も出しやすいはず。勉強することで得られるものをイメージすることも大切なことの1つです。
まとめ
面倒くさいという言葉の裏にある本当の意味や原因について見てきましたが、いかがだったでしょうか?
心の闇を覗くような、なかなか改善が難しい難題が原因となっている可能性もあります。面倒くさいとはあいまいな言葉で、その人が抱える問題や状況、年齢などにも大きく左右されるでしょう。
単純にだるいとか、しんどいだけなら一時的な誰もが陥るやる気のない状態なだけなので、深刻な悩みにはならないでしょう。
いつも面倒だと感じている人は、何かその奥に溜まった鬱屈した塊が、心のなかにひそんでいるのかもしれませんね。