表情がかたい人は、相手に上手く心情を伝えることができません。
別に怒ってるわけじゃないのに、無表情だと言われるし、自分でもそれは自覚している・・・。
表情豊かな人がうらやましい気持ちもある。
知らず知らずの内に表情が固くなっている人は、絶対に損しています。
せめて、相手に与える印象だけでも、良くしたいところです。
今回は、表情が固い原因と心理状態、相手に与える印象を、表情で上手く表現する方法について解説していきましょう。
目次
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表情がかたくなる原因とは?
表情を作る機会が少ない
表情は動かさないと、どんどん無表情に近づいていきます。
これは、筋肉的にもそうですし、気持ちの問題でもそうです。普段笑っていない人が、いきなりニッコリ笑うなんてできないですよね。
「え・・・あの人あんな風に笑うんだ・・・」
本当の自分を周りに見せていない人は、こう思われるのが嫌で、表情を作りにくいはずです。
仲の良い友達といるときは、くしゃくしゃな笑顔で笑える。でも、職場では能面に近い無表情。そんな人も多いんじゃないでしょうか?
表情というのは、人間関係がそのまま表れているんです。
表情がかたいということは、人間関係が良好ではないことが原因かもしれません。この場合は、無理やり表情を作ろうとするよりも、人間関係を改善する方が正しいアプローチということになります。
表情筋の影響はかなり大きい
表情というのは、筋肉による影響がかなり大きいです。つまり顔を動かさない時間が長いほど、表情を作りにくいということなんです。
何も考えていないのに、「顔が恐い・・・」と言われる人は、だいたいこのパターンが多いですね。心の中で怒っていないのに、周りから怒っていると言われている人は、表情筋を鍛えると印象がガラリと変わります。
おそらくですが、口角が下がった状態になっているはずです。口輪筋を鍛えれば、力を入れなくても口角が上がって、すぐにでも印象の良い顔になれますよ。
これまで無表情だった人や、顔の表情がうまく作れないという人は、単純に顔がまず動かしにくくなっているので、しっかりとほぐして動きやすくすることが先決です。
顔の準備運動とも言えますね。重力にがあるため、基本的には下に下がりやすい。
これに逆らって持ち上げる力を鍛えるイメージを持って下さい。
普段から表情を動かしておく意識を持っておこう
毎日ニコニコしている人は、ある意味で筋肉が鍛えられているので、持ち上げる力もほとんど必要ないくらいに楽に表情を作り出せます。
実は慣れると、内面で笑ってなくても笑顔を作り出すことも可能。それくらい、ある程度は筋肉による問題なのが、表情というものなんです。
自分で試してみるとわかりやすいですよ。
多少引きつってもいいので、顔を笑顔のまま数分ほど固定してみてください。やめた後に、やる前の顔と比べて、口角が少しあがった状態でキープされるなど、顔つきがやわらかくなっているはずです。
表情筋をさらに鍛えたい場合はこちらを参考にしてみてください。
笑顔を育てていない
笑顔って育てていくものですよ。
自分だけの笑顔って持っていますか?人の顔つきって、どんどん変化していくものなんです。いい笑顔を見せる人も、一朝一夕でその笑顔になっているわけじゃないんです。
笑顔を作り慣れていない人は、無理やり笑顔を作ると、顔の筋肉や皮が引っ張って痛みを感じるはずです。
笑顔を作ると聞くと、自然じゃない感じがして嫌かもしれません。でも、逆に考えれば、無表情の人でも素敵な笑顔を作り出すことができるということ。
時間はかかりますが、少しずつ表情を作っていけば、誰からも好かれるような笑顔を、自然に作れるようになりますよ。
⇒笑顔の作り方のトレーニング方法とは?笑顔が苦手な人のための表情の作り方まとめ
⇒いつも笑顔で笑っている人の特徴と心理。笑っている人ほど心の中では意外と!?
表情が固い人の心理状態とは?
表情が固い人は、どんな心理状態になっているのか?
顔って心の状態がかなり関係しています。なぜなら、表情を作る気がそもそもないと自然な表情は作れないからです。
心の状態がそのまま顔の表情に出る
無理に作った表情は、わかる人にはすぐにバレます。
仮に大人しいタイプで、誰とも関わりたくない、人が嫌いなタイプの人であれば、表情が硬くても気にすることはないですよね。ただ、本当は明るくなりたくて、誰かと楽しく過ごしたい。誰もがそう考えるはずです。
そんな前向きな気持ちをもっているならば、まずは内面である心の状態を変えるべきです。
なぜなら、心を変えずに顔の表情だけ変えても、内面と外面が一致していないことで精神的なストレスを感じてしまい、結局無理が出て自然な表情を作り出すことができないからです。
表情豊かになりたいなら、まずは自分の内面を見つめること。
内面は既に明るいけど、うまくそれを顔に出せないのであれば、顔にうまく出せるようにすれば良いだけです。
⇒情緒不安定の原因と改善方法とは?精神が不安定な女は嫌われる?
目つきが悪いのは不利!?
人が最初に相手のどこを見るかと言うと、目です。目つきによって印象はかなり変わります。
つまり、目つきが悪い状態は、表情が固いと認識されやすいのです。
もしくは顔の表情の固さが、目つきに出てしまっているのかもしれません。結局は相手のとらえ方次第ですからね・・・。
普段から自分の目つきが悪いと感じていませんか?自分で感じているなら、他人もそう思っているはずです。目つきが気になる人は、こちらの記事を参考にどうぞ。
⇒目つきが悪い原因はコレだった!?簡単に目つきを良くする方法!
緊張が顔に出ている人
緊張すると顔全体が硬直するので、固い表情と言われやすいですね。
緊張しているときは、頭の中がそのことでいっぱいなので、表情を作る余裕がなくなってしまうんでしょう。どこか一点を見つめて、呆けている状態は、口角も下がって無表情になってしまうんです。人前が恥ずかしい人や、知らない人が大勢いる場面が苦手な人は、このパターンに当てはまりそうですね。
緊張しやすいのは、自意識過剰な側面もあります。精神的な幼さが、顔に出てしまっているということ。
⇒内気な性格の人の特徴と心理とは?内向的な性格を改善するための方法
固くて暗い表情を改善する方法
誰かと話す回数を増やす
人と会って会話をするのは、一番自然な改善方法です。気の合う人と会うときには、自分の中でも自然な表情を出しやすいですよね。
無口というのはそれだけ暗い印象をもたせます。それは口を開くことが限りなく少ないからです。
あまり喋らないというだけで、それだけ表情を出す機会が少ないということ。話し始めると気さくで話しやすかったというパターンってよく聞きますよね。つまり話をした方が、固い表情になりにくいということです。
会話が苦手なタイプの人は、誰とでも気軽に話せるようにするための方法について学んでおきましょう。
明るい表情の人のマネをする
表情筋を鍛えることも大事ですが、表情が良いというのはどういったものなのかを知っておくことも大切です。
表情豊かな人のイメージを持っておくんです。
頭の中にそのイメージがあれば、自然な形で自分で表情を作るときにトレースできれば、より表情が豊かな顔に近づきます。自分の周りにいる家族や友人でも良いですが、身近にいる人の顔をまじまじと見るのはなかなか難しかったりもしますね。
一番簡単に表情を真似することができるのは、テレビなどに出ている有名人の顔をマネすることです。
画面の横に鏡を置いて、画面で見た表情豊かな顔をマネしてみる。始めのうちは、おそらくうまくマネできないでしょう。でも続けていくと、だんだん顔の動かし方がわかってきて、さらに分析能力も高くなって表情豊かというものがどういったものかが、わかってくるようになります。
何をするにも人のマネをする形から入るように、表情でもそれをすることで、理想的な顔つきを手に入れることができます。
自分の心の問題を解決する
心の問題が顔に出ている人は、無理やり顔を作っても意味がないですよ。そのうち元の顔に戻ってしまうことにもなります。
無理やり顔を作ることで、さらに心が傷ついて無表情になってしまう原因にもなります。過去の人間関係のトラウマが原因になっているのか?
心を閉ざして、誰とも関わらないようにしたのは、なぜなのか?それを解決することができたとき、自然と顔の表情を作れるようになっているはず。
とにかく緊張しないこと
人は緊張すると、どうしても顔がこわばってしまいます。
やわらかい表情というのは、力が入っていない状態なんですね。力を抜くためには、呼吸が大事。緊張したときは呼吸が浅くなっているケースが多いです。まずは緊張していることに気づいて、そのときしっかりと深呼吸してみてください。
気持ちが落ち着けば、顔の力も抜けて柔らかい表情を作りやすくなります。
緊張はそのまま相手にも伝わるので、余計に表情が固いという印象を持たれてしまいます。
この点は特に注意しておきたいポイントですね。
まとめ
表情の硬さを取って、表情豊かになるための方法について見てきましたが、いかがだったでしょうか?
表情が硬い理由にもさまざまな原因があります。
自分がなぜ表情が硬いのかしっかり分析して、まず確かめる。それがわかれば、それに合わせた改善方法に取り組めば、必ず表情豊かになれるはずです。
表情は他人とのコミュニケーションにとって大事なツールの1つです。
心の状態をうまく伝えれるようになるために、しっかりと表情を作れるようになりましょう。