今もっとも多い現代人の悩みが、何をしても楽しくない、毎日がつまらない、人生が楽しくない、という悩み。
昔に比べて、これだけやれることが溢れているのにもかかわらず、人生つまらないと考えている人が、ものすごく多いんです。
しかし、なぜつまらないと感じてしまうのでしょうか?
これは時代背景も大きく関係しています。
簡単にいうと、他人と比較しやすい時代になっていることに原因があります。
今回は、何をしても楽しくない理由と改善方法について、お伝えしていきましょう。
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何をしても楽しくない原因
必要以上に他人と比較してしまう現代人
なぜこれほどまでに、人生が楽しくない人が増えてしまったのか?
その原因はインターネットにあります。
インターネットによって、必要以上に他人と比較する機会が増えてしまったこと。
そして、人が楽しみを感じるときは、チャレンジしているとき。このチャレンジの機会もインターネットが原因で、その機会が激減しているんです。
すでにできている人が先に見えてしまう
何かするとき楽しいと思えるのは、自分がチャレンジしているときと言いました。
でも、すでに誰かがやっていると、チャレンジの機会が失われがちなのです。
- 「うわ・・・自分より上手い人がこれだけいたら無理だわ・・・」
- 「自分は才能ないからやっても無駄だな・・・」
こういって諦めてしまう人のほうが、多いわけです。
昔のメディアといえば、新聞やテレビ、ラジオくらいのものでした。そこで活躍するのは有名人だけ。自分たちとは世界が違う人達でした。
しかし、今の時代は素人でもインターネット上で活動していますよね。
- SNSで自撮りしてリッチな生活をアップしている人
- 友達と楽しそうに遊んでいる姿を投稿する人
- 面白い動画を撮って、YouTubeにあげている人
- コスプレ、ゲーム実況・・・etc
かなり自分に近い人たちが、楽しそうにしているのを見て、それに比べて自分の価値の低さを実感させられているんです。
このためらいと、必要以上に他人と比較する機会の多さ。
何もしていないことが悪いことだと感じてしまう。
常に何か楽しいことをしていなければいけない。
そんな見えないプレッシャーが、楽しくないと思わせる原因になっているのです。
現代人は消費活動に追われている
昔の娯楽というのは、テレビなどの一部のものに集中していたんです。
誰もが共通のものを見てきたので、趣味と呼ばれるものはある程度限定されていました。
しかし今の時代は、楽しいことが溢れています。ここが鍵となるポイント。
テレビはもちろん、インターネットを中心としたサービスによって、非常に多岐にわたる娯楽が存在しています。
バラエティ番組、テレビドラマ、海外ドラマ、ラジオ。
音楽、漫画、アニメ、小説、ゲーム、スポーツ、その他の様々な趣味。
1人で遊ぶにしても、消費活動には限界がありません。
そのことが逆につまらなさを引き出しているのです。
毎日絶対やらなければいけないルーティンを持っていませんか?
それって本当にやらなければいけないことですか?
消費活動では永遠に満たされることがない
消費活動と呼ばれるもので、人は満足することは絶対にできません。
なぜなら、満足感がその場限りで終わってしまうからです。
どれだけ面白いものだとしても一時的なもの。終わってしまえば虚無感に襲われて、また次の消費活動に向かうだけです。自分で何かを生み出しているわけではないので、その楽しさは限定的なのです。
さらに自分の中で過去の消費活動は記憶されているので、次の消費活動で満足するには、ある程度ハードルの高さも上がっていきます。
そうやって新しいことを探し続けるだけでは、虚しさが募りつまらないと感じてしまうのも無理はないのです。
週に2日しか好きなことができない
人生が楽しくないとまで考えてしまう理由は、一週間に2日しか好きなことができないからです。
平日は学校や仕事で、好きなことをする時間がない人がほとんどのはずです。そうなると、土日の休みにどれだけ好きなことができるかが勝負になります。
でも、正直2日だけじゃ足りないですよね?そしてまた地獄の5日間が始まる・・・。
このサイクルが人生を楽しくしていない大きな原因でしょう。
好きなことを仕事にしている人は、7日間全部が楽しいのです。毎日楽しい。
それに比べて、たった2日しか楽しい日がない人・・・。
この両者のどちらが楽しい人生を送っていると思いますか?
聞くまでもないですね。1週間に2日しか好きなことができない人は、そのサイクルを変えない限り、一生楽しい人生を送ることができないかもしれません。
自分から変えようとしなければ、定年を迎える60歳前後まで、それは続きます。
でも、60歳になって急に楽しいことが見つかると思いますか?その頃には人生に絶望して、その年から新しいことを始めるなんてできないですよ。
やりたくないことを仕事にしている時点で、人生詰んでいるんです。
1年が50週間だとして、
2日×50の100日間だけ好きなことをするか?
365日間好きなことをするか?
選ぶのは自分ですよ。どんな人生の過ごし方をしたいのか、考えるべきです。
⇒休日に何していいかわからない!休みの日をより良くするための過ごし方とは?
一般的によくある何をしても楽しくない理由
自分が主人公になっていない
なぜ何をしても楽しくないかというと、自分が主人公じゃないからです。
みんな自分でやってみたいんですよ。自分が中心になってやりたいんです。
子供の頃は、なんでも自分でやりたい気持ちを持っていたはず。
でも、いつしかできなくなってしまっているんです。それが何をやっても楽しめない人なんですよ。
なぜ自分でやれなくなったのかというと、他の人を気にしているからです。
「うまくできなかったら、恥ずかしいしなぁ・・・」
「笑われたらどうしよう・・・」
周りの反応が気になって、新しいことを試せない。
「どうせ自分にはうまくできないんだろうし・・・」
自分には才能がないからと最初から諦めて、遠くから誰かのことを見ているだけ。
そりゃ楽しくないはずですよ。
結果と周りを気にしている限り、そのことを楽しめるわけがないんです。自分だけに集中して、自分の楽しみを最も優先できたとき、楽しいと感じるんです。
たとえ失敗したとしても、自分が中心になって何かを始めれば、結果は関係なく楽しめるはず。
自分に無責任な人は、自分を捨ててしまっているんです。人生を諦めている人が、何かを楽しめるわけがないですよね。
極度の恐がりで臆病者
何をしても楽しくない人って、実は臆病者なんですよ。
批評ばっかりしている人っているじゃないですか。文句ばっかり言ってそうで、何も生み出していない人。こういう人は自分で何かを達成したことがない人です。
今までの人生を生きてきて、本気になってチャレンジしたことがないんです。
チャレンジした経験があれば、その難しさや積み上げた努力、物事を達成することの大変さがわかるので、否定的な見方って絶対にでてこないんですよ。
そりゃ失敗したら、嫌な気持ちや、悔しい気持ちになります。でも、楽しくないか?と聞かれれば、そんなことはないはずです。挑戦している最中は、成功も失敗も関係なく楽しいんです。
口に出していなくても、心の中で批判している人は多い。
反射的に批判的な考えが頭の中に浮かんでませんか?テレビを見てもネットを見ても、0.2秒で批判的な言葉を頭の中で言ってますよね。
これは全て自分に跳ね返ってきます。つまり、自分自身に対してハードルを上げることになるんです。
「あれだけ言ったんだから、自分はもっとうまくやらないと何様なんだ?」ということになりますからね。
そうすると、もう何も自分から始めることができなくなるんです。
人生って、自分で楽しくしていくものじゃないですか?何をしても楽しくないって、自分の人生を放棄していることと同じですよ。
「誰か面白いことしてー」と駄々をこねる子供と一緒なんです。
⇒孤独な人の特徴と心理とは?人と付き合うより一人で生きる方が良いのか?
恋愛していない
恋愛していない人も、心に欠陥を抱えている人と言えますね。
こういう人も、人生を楽しめないタイプですよね。
特に、かたくなに恋愛を拒否している人。単にいい人に出会えないわけじゃなく、恋愛そのものを遠ざけている人。
おそらく自分自身でも気づけていないのでしょうね。なぜ自分が恋愛できないのか、自分で気づくのが怖いんですよ。
異性だけじゃなく、同性に対しても距離をおく人は要注意です。
なぜ他人をそこまで否定するのか理解できないと、物事を楽しむことなんて永遠にできないままです。
人生が楽しくないことを誰かのせいにして、自分が運が悪かったと思って死んでいくだけです。
⇒孤独な人の特徴と心理とは?人と付き合うより一人で生きる方が良いのか?
⇒人間不信の原因や特徴と対策方法とは?自分が人間不信になっていないかチェック!
毎日がつまらない人が人生を楽しくする方法
楽しそうに生きている人と友達になる
毎日がつまらない人は、人生楽しく生きている人と友達になるべきです。
毎日を楽しく過ごすのが上手い人と一緒にいるだけで、元気をもらえたり、その考え方から学べることがあるはずです。
人生を楽しく過ごしている人は、何も考えていない人ばかりではないですよ。
馬鹿に見えて実際は、自分の信念を持っている。悩んでも結論は出ないから行動するべきだと自覚しているんです。
行動力のない人は、毎日を楽しく過ごしている人を探して、一緒に過ごしてみることをお勧めします。自分が悩んでいたことがつまらないことだったと理解できれば、今後の人生を楽しくしていくことができるはずです。
⇒明るい性格の人の特徴と心理とは?周りを明るくする人になるために必要な思考方法
クリエイティブな活動が楽しさを生み出す
消費活動に比べて、クリエイティブな活動は常に楽しい状態が続きます。楽しいことを生み出そうと考えている時は、精神的にもポジティブで楽しい状態なのです。
創作活動とはいっても、物作りだけじゃないですよ。どんなことでも創造性を発揮することはできます。
友達と会って話すこともクリエイティブな活動の1つです。
どんな会話が展開されるかは分からないですが、自分も一員となってその場を作り出しているわけです。一人で何かを作るとしても同じです。それが失敗したとしても作っている時にすでに楽しい。むしろ結果を気にしない方が楽しいですよね。
クリエイティブな生産活動は、消費活動に比べて明らかに楽しく時間を過ごせるのです。
結果を気にしないことが重要
消費活動というのは、実は自分でも気づかないうちに結果を気にしているわけです。自分の貴重な時間を消費して、もしそれが面白くなかったら損した気分になってしまうでしょう。
消費活動は、結果的に面白いかどうかわからないことが前提条件です。つまりリスクがある時間の使い方なんです。
それに比べてクリエイティブな生産活動は、結果は関係ありません。新しいことにチャレンジすること自体がすでに楽しい。成功すればさらに嬉しいですし、失敗してもまたチャレンジする機会が出来ると考えれば良い。世の中で生きている人たちは、一見すると同じ様に見えます。
しかしその中には、消費活動だけで人生を過ごしてる人と、何かを生み出そうとしている人もいるということです。あなたが消費活動だけでつまらない人生を過ごしているのであれば、生産活動に足を踏み入れるべきです。
つまらないなどと不満を言う時間すらもったいないと感じるはずです。
貴重な人生の時間を無駄にしないためにも、自発的に自ら何かを生み出す活動を始めるのです。
休日の過ごし方を変える
休日の過ごし方が、いつも同じ過ごし方になってませんか?
休みの日に家に引きこもって毎週同じルーティンを繰り返していると、全く変化がない日常を過ごしていることになります。時間がなくても無理にでもどこかに出かけたり、誰かと会って話したり、変化を作り出さないと、何も変わらないままですよ。
平日は忙しくて、時間的にも体力的にも新しいことを始めるのは難しいでしょう。休日も休みたい気持ちはわかりますが、時間を作れる時に行動しないとその人生が終わってしまいますよ。
どうやって休日を過ごして良いのか分からない人は、こちらを参考に。
⇒休日にストレスから解放されたい人がやるべき究極のリフレッシュ方法とは!?
周りと比較しないこと
毎日が楽しくないつまらないという人は、逆に気にしすぎです。周りの人達や世間の人たちが、楽しそうに過ごしているように見える。自分の状況と周りの状況を比べてしまっているんです。
毎日を楽しく過ごすために重要なことは、他人と比較しないことです。誰になんと言われようと自分が楽しければいいはずじゃないですか。自分が楽しいのかどうかだけに注目して判断を下すのです。
それができた時、周りの人に対してもつまらないと見下す様な否定的な意見は、すっかりなくなっていることでしょう。
⇒すぐに他人と比較してしまう癖を直す方法とは?比べてしまう人が持つ特徴と心理
お金を稼ぐ
人生がつまらない人は、お金が嫌いな人が多いです。
お金なんて必要ない。幸せにお金は関係がない。確かにその通りですが、そこまでお金に対して嫌悪感を出す必要ってないと思うんですよね。お金を稼ぐことをゲーム感覚で捉えれば、お金稼ぎも楽しみの1つになり得ます。
お金があればさらにできることが増えて、自分の行動力も増えます。
そうやって活動の範囲をどんどん増やしていくと、人の繋がりも増えて自分の影響力が拡大していくのです。
お金もあくまで手段の一つ。お金を使うことで影響力を大きくすれば、自分にできることが増えていくのです。
人生を楽しむのに年齢は関係ない
すでに高齢に差し掛かっている人は、これから新しいことなんてできないと考えるかもしれません。しかし何かを始めるのに遅いということはないのです。
40代?50代?全然まだまだ若いです。高齢の方でも、一人で珈琲店を開いたり、趣味のイベントを企画したり、コミュニティに参加して盛り上げたりしている人はいます。
自分一人で何かを始める自信がなければ、まずは習うところから始めればいいんです。そこでできた人脈によって、自分ができることの幅が広がるかもしれません。
自分がやりたいことのために、自分の能力で解決できないのであれば、誰かに頼れば良いのです。企画するだけでも十分な生産活動になります。
これまで自分から何かを始めたことがない人であれば、小さなことから始めましょう。どんな小さなことでも成功体験を持つことで、そこからどんどん大きく広げていくことができます。別に大きく広がらなくても、小さな成功体験でも満足できるはずですよ。
それほどにクリエイティブな活動にも価値があります。
つまらない毎日を繰り返さないこと
人生を楽しいものにするきっかけは、今までのつまらない毎日のループを断ち切ることです。
手始めに休日に出かけたことのない場所に行くのも良いでしょう。
人の習慣の力は強力無比なもの。これまで長きにわたってつまらない日常を送ってきていることが、身に染み付いてるわけです。今何か新しいことをしようと思っていても、それを行動に起こせないとまた今までと同じ考え方にとらわれてしまうでしょう。
常に何か新しいことを取り入れる意識をもっておく。今までなら断っていたことでも受け入れて飛び込んでみる。そうでなければ抜け出すことはできないでしょう。
明確な意思を持って誰かが助けてくれるのを待つのではなく、自らの意思でつまらなさを断ち切る。それしか方法はありません。
海外に旅行に出かける計画を立てるのも良い。習い事を始めるのも良し。新しい友達を作るのもおすすめですよ。
⇒友だちがいない社会人が友達を作るための方法!誰でも簡単に友達は作れる!
体力的な問題を解決する
何か楽しいことをやりたいけど、体がだるくて元気が出ないという人。
運動不足になっている可能性が高いです。
運動不足はマイナスループに陥りがちです。
なぜなら、疲れたくないから運動したくないのに、改善方法が運動することだからです。
誰かに勧められて運動してみたはいいものの、三日坊主で終わってしまう人。
やってみたら、予想以上にしんどくて、自分にはできないとすぐに諦めてしまうんです。
これも全て体力がなくなっていることが、大きな原因です。
矛盾しているようですが、体力がなくても運動しなければ改善していかないんです。
だからこそ、最初の取り組みがきついんですよね。
少しずつ続けていけば、だんだん体力が身についてきて、何もしていないのにだるかったり、何もする元気がないという状況はなくなります。
外出しなくても自宅でできる運動でも良いので、少しずつ体力をつけるところから改善してみるのも、良い取り組みになるはずです。
まとめ
何をしてもつまらない人生は、生きていてつらいはずです。
今まで消費活動に囚われていた人は、生産活動に切り替えてみてください。
それだけで既に楽しくなるはずです。そこから新しいことをどんどん広げていけばいいんです。
まずは第一歩として今までの生活習慣を断ち切ること。
意識を変えるだけでこれからの人生が大きく変わっていきます。
重かったレールが動き始めれば、徐々に加速がついて人生が少しずつ楽しくなっていく。
その感覚を実感するためにも、行動に起こしましょう。