育児疲れ。この検索ワードでお調べになっているということは、おそらく真剣に悩まれていることでしょう。
まず最初に言っておきますが、このワードで調べている時点で、あなたは人一倍責任感が強いということです。
なぜなら、育児疲れでいろんな問題があるとはいえ、一番気にしているのは子供への影響ではないですか?
もちろん自分の体もとても大切です。ですが、子供を大事に思っていなければ、まず自分の体を優先するでしょう。育児疲れで悩んでいる時点で、子供を大切に思っているという証拠です。
信じがたいことですが、子供が泣き叫ぼうが、寝ないでおこうが、気にしない親もいるんです。ほったらかしておいても死ななければそれで良い。子供にどんな悪影響があろうが知ったこっちゃない。そもそもそんなことすら考えていない親もいます。
それに比べて、あなたはもう既に子供にとってはなくてはならない存在として、立派に役目を果たしているということです。
まずは自分を褒めてあげてください。それだけのことをしているんです。
スポンサーリンク
育児疲れで注意したいこと
育児疲れというワードだけ聞くと、比較的よく耳にする言葉ですし、子供を持つ母親であれば誰もが経験することから、軽く見られがちです。
でも育児疲れも人によって重さが違います。それぞれの家庭の状況によって、疲れの度合いは違うため単純に比較はできません。
旦那さんが比較的協力してくれるタイプの人であれば、ずいぶん楽ですよね。小さい年齢のお子さんが1人の場合と、2人いる場合でも全然違ってきます。
義母さんとの関係の良さによって、相談や理解を示してくれたり協力してくれる人なら助かる部分も大きいですよね。ママ友の場合だと相談しても親身になって聞いてもらっているようで、実際は真剣には聞いてもらえないでしょう。お茶を濁すしかありません。
何が言いたいかと言うと、比較してしまうのも問題なんです。
これは育児に限らずそうですが、例えば勉強するにしても、仕事をするにしても、うまくいかない時に悩むのは他人と比べるからです。自分よりも優れている人を見て、自分は全然うまくできていない。全然頑張れていない。そう思ってしまうんですね。向上心を持つという点では、比較するのも良いですが、マイナスなイメージというのはほとんどの場合比較から始まっていませんか?
まずは比較するのはやめましょう。自分は自分です。そして育児疲れに関して言えば、もうすでに頑張っているでしょう。始める前から疲れている人はいませんからね。
頑張った自分を褒めてあげましょう。
育児疲れの解消方法
育児疲れはひどいものになれば、頭痛や動悸も起こりますし、場合によってはうつになってしまう人もいます。この育児疲れ、確かに母親はめちゃくちゃしんどいです。母親に休みなしなんて言われたりしますが、寝る暇もないほど忙しいのは確かです。
ただ、なぜこんなにもイラつくのでしょうか?なぜこんなにも追い詰められている状態なのでしょうか?
子供のことが嫌いで可愛くない、と言うのであればイラつくのもある意味納得がいきますが、そうではないですよね?子供のことは可愛くて、可愛い子供のためならしんどいことも辛くないとそう思っていたはずです。
元自衛隊のメンタル教官の話
ここで取り上げたい話があります。
元自衛隊のメンタル教官だった方が出された本の内容なのですが、うつ状態というのは、ストレスではなく疲労からくるという話です。
全てここで話すと本の内容のネタバレになってしまうので、ざっくりとだけ話しますが、体の強い作りをしている自衛隊の隊員が、なぜうつになってしまうかという話です。
どうやら疲労にも段階があり、疲労の蓄積段階によって通常では問題なかったストレスにも心が折れやすくなってしまうということでした。
人は緊張状態にあるときある程度の疲労は無視してしまう感じなくなってしまうそうです。そんな技術が身につくそうです。優秀であればあるほどそういう傾向がありどんどん疲労が溜まります。
疲労がたまると、意志の力で何とかしようとしつづけますが、脳はそうはいきません。脳は生命を最重視するため、信号を出します。「これ以上はまずい」と。
そうすると、気力が下がって集中力も下がる、いわゆる気だるい気持ちの状態ですね。もちろん実際疲れは思っている以上に溜まっているので肉体的にも限界に近い状態です。
こうなるとそうとうイライラした状態になってくるのですが、これを「別人化」と呼んでいるそうです。そして、優秀な自衛隊員でさえ心が折れると。本の内容についてはこの辺りにしておきます。
話を戻しつつまとめると、やはりと言うべきか、疲労が最重要事項ということです。疲労にも段階があるという話でしたが、疲労段階が深い状態で、仮にストレス発散しても効果が薄いどころか逆効果です。軍では、睡眠と水分補給をもっとも重視しているそうです。
母親の場合、睡眠も満足に取るのは難しいでしょう。いや、できればもう一度睡眠について見直してもらい、ストレス発散に時間を使っている部分があれば睡眠に当てた方が効果的です。
ただ、睡眠できる時間はすべて睡眠に当てても足りないという状況だと思います。そうなった時にカバーできる部分は、体のことで言えば、栄養補給でしょう。栄養補給であれば時間は関係ありません。
ただし寝る時間もない状態であれば、ヘタに料理に時間を使ってはいけません。
もちろん普段の食事内容を見直して、栄養のあるものをたくさん取り入れるようにしたほうがいいですが、難しいようであればサプリメントなどを活用するのも有効な手段の一つです。
自分の体を大事にすることが子供にとって一番大切
まとめてしまうと、心も体もどちらも大切です。心へのダメージというのは体に溜まる疲労が原因という話でした。
忙しい母親という仕事をしていると、疲労をためないというのはなかなかに難しいことではあります。ここに関しては、改善できるところがあればしっかりと体を休めるようにしましょう。
そしてストレスもためないことが大切です。誰かと比べてはいけません。もう自分はすでに頑張っているんです。
周りに何を言われても気にせず、一番重要視するべきことは自分だということです。それが子供を大切にすることに繋がるということです。夫にも期待してはいけません。期待を裏切られるとストレスが溜まりますからね。
育児も終わりがないわけではありません。数年間は続くかもしれませんが、誰もマラソンを全力で走りきることはできません。自分だけがわかる自分に最適なペースを再確認して、無理なく走りきりましょう。
頼れる人やものがあれば、遠慮せずに頼っていきましょう。
深刻な育児疲れをなんとかする方法まとめ
育児疲れを改善するための方法について見てきましたが、いかがだったでしょうか?
精神的にまいることで、肉体にも大きな影響を与える。そう考えてしまいがちですが、逆もありえるんです。
体が疲れることで心がやられてしまう・・・。
この悪循環を解消するためには、しっかりと体を回復させて休ませる必要があるということです。
ただし、育児には休んでいる暇なんてないですよね。
それならば、体を健康にする方向でアプローチするしかないでしょう。
ふだん食事に気を使っていない人は、自分のためにしっかりと栄養補給してくださいね!