承認欲求が強いのはなぜなのか?
今の時代、特に多いのが、「認められていない」と感じている人。
昔はここまでじゃなかったんですよ。
ある意味、自由になった引き換えの代償とも言えます。
今回は、承認欲求が強い原因、なぜ満たされないのか?徹底解説していきましょう。
目次
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承認欲求が強い原因とは?
家庭の事情による影響
承認欲求でまず挙がるのが、家庭による影響です。
世の中、仲の良い幸せな家庭ばかりではありません。
家族に認めてもらえない人は、漏れなく承認欲求が強くなります。
幼少期だけでなく、ある程度育ってからでも家庭が崩壊した場合、親に認められない。両親や兄弟によって愛されている人は、仮に世の中の人に認められないとしても、そこまで承認欲求が強くなることはないんです。
友達に必要以上に認めて欲しがったり、人気者になろうとする。
目立ちたがり屋によくあるパターンです。
大抵の人はそういった背景の事情について知らないので、明るくバカなやつだと認識するでしょう。
うまく受け入れてもらうことができた人は、そこで承認欲求を満たされるわけですが、受け入れられなかったり、誰もが明るいわけでもないので、その他の方法で認められようとします。
過去に大きな失敗を経験している
これまで生きてきた人生の中で、学校生活や会社での仕事で大きな失敗をした経験を持っている場合。
同じ様な状況が起こった場合、無意識のうちに頭の中でフラッシュバックして、また同じ失敗をするかもしれないと恐れている。
トラウマになってしまっているわけです。
トラウマを解決しないままでいると、どこまでも引きずって影響を受け続けることになります。
失敗した時に周りから責められた人は、自分の殻に閉じこもってしまう。
内向的になりやすいんです。
自分に自信を持っていたとしても、次のミスを恐れてしまう。
プライドが高ければ高いほど、逆に承認欲求は強くなります。
しかし失敗はできない。
となると、認められるための機会がないわけです。
そのままくすぶったものを抱えたまま、別の何かで欲求を満たそうとするかもしれません。
しかしその根本的な解決には程遠いもの。
そのうち自分でも気づくことができなくなる人もいます。
年齢を重ねれば重ねるほど、認めることさえ難しくなるでしょう。
負けず嫌いの性格
根っからの負けず嫌いの人も、承認欲求が強い傾向にあります。
- 自分には能力があると信じている。
- 自分の方が才能がある。
- 自分の方が努力したきた。
能力や才能、努力を認めてもらえないことには、絶対我慢できない。
認めてもらえるまで、頑張る人もいれば、適当に言い訳して辞めてしまう人もいます。
どちらにしても、これは承認欲求の強さが、そうしているのです。
生まれつきなのか、幼少期に身についた感覚なのかはわかりませんが、自分に根付いた感覚を変えるのは難しいでしょう。
諦めて自分の承認欲求の強さを認めた方が、生きやすいはずです。
承認欲求が強い人の特徴
承認欲求が強い人の特徴について見ていきましょう。
友達がいない人
友達がいない人は、友達がいないことを気にしているはずです。
友達がいなくても問題はないと自分の中で決断するまでに、相当悩み考え、自分を責めたり苦しんだ経験を持っている。
友達がいない分、自分の価値を高めて独り立ちして社会的に認めてもらおうとします。
テレビなどで活躍している人たちの過去の話を聞けば、多くの人が友達が一人もいなかったり、学校生活においても一人ぼっちだったという人ばかりです。
この流れも動く自然のものというわけです。
誰かに認められていれば、生きていることにそこまで必死にはならないわけです。
苦しい過去を犠牲に努力をする。
承認欲求が強くなる理由としては真っ当な理由でしょう。
恋人を欲しがる人
女性に多いタイプがすぐに恋人を欲しがる人です。
常に誰かと付き合っていなければ精神的に落ち着かない。
彼氏がいる人を見ると、独り身の自分がみじめで情けなくなってしまう。
恋人を欲しがる人は、役割としての恋人が欲しいわけです。
恋人がいることで自分の価値が高まる。
それが社会や友人達から評価されることにつながる。
好きでもないのに付き合い始めたり、誰でも良いから積極的にアプローチしてタイプの人は、その心理を理解している人から見れば、あからさますぎますよね。
結婚した途端に仲が悪くなって冷めきった夫婦にありがちなパターンです。
結婚というステータスを一度手に入れれば、離婚したとしても世間的に認められたと感じているのかもしれません。
自分のことしか話さない
友達同士で会話しているのに、自分のことしか話さない人っていますよね。
承認欲求が強い人は正にそのタイプです。
自分はどれだけすごいのか知ってもらいたい。
自分の身の回りに起きたことを聞いて欲しい。
自分がどう感じたのか知って欲しい。
その人の頭の中は自分のことだけです。
相槌を打っていても次に自分の話すことにどうつなげるのかを考えているだけです。
仮に相談したとしても、これまでの自分の経験から回答を押し付けるだけで、悩みを聞いてもらうことはできないでしょう。
自分のことを認めてもらっていないので、相手のことを考える余裕を持てないんです。
我の強い女性同士が話していると、向かい合っていながらも相手のことを見ていないかのような一歩通行同士での会話になっていることがあります。
相手の話を聞いてしまうと、相手のことだけを認めてしまい、自分が認められないのを恐れているのかもしれません。
⇒自己中心的な人が持つ特徴と心理とは?自己中な性格を直す方法
失敗しても責任逃れをする
承認欲求が強い人は、失敗したくない人。
失敗してしまうと評価されることが遠のいてしまうと考えているので、できるだけ責任を負わないように逃げるタイプの人です。
自分には関係ない。
そもそもその前の段階で問題があった。
間違いを認めることができる人は、すでに満たされている人で、受け入れることができる人。
誰かに認めてもらいたい人は、その小さな失敗さえ我慢することができずに耐えられない。
失敗から学ぶことが出来ずに、小さなミスでさえ大きなショックを受けてしまうような人です。
⇒自信がない人の特徴・心理と対策方法とは?弱気な人が周りに振り回されない意思を身につける方法
承認欲求が強い人への対処方法
承認欲求が強い人が周りにいる場合どの様に接すれば良いのか見ていきましょう。
どんな小さなことでも認めてあげる
承認欲求が強い人は褒められたいんです。
それはどんな小さなことでもいいんですね。
人から褒められることに慣れていないので、人に何かしてもらうだけで嬉しいんです。
もしあなたにとって大切な人や重要な立場にある人が、承認欲求が強ければ、どんな小さなことでも認めてあげましょう。
立場が上の人に対して行う場合は、失礼にならない様に気をつけておきましょう。
恋人が相手であれば、相手のことを好きだと言ってあげる。
人は誰かに認めてもらうだけで嬉しいと感じるんです。
承認欲求が強い人はそれを渇望しているわけなので、簡単なことでも喜ぶということです。
相手にせずに距離を取る
自分と直接関わりがない人であれば、距離を置くのがベストです。
承認欲求が強い人は、めんどくさい人でもあります。
認めて欲しいがためにくだらないようなことでも、からんできます。
関わりたくない人であれば、無理に付き合う必要はありません。
ただし、攻撃的になって相手を否定してはいけません。
承認欲求が強い人も同じく攻撃的である可能性が高い。
自分を受け入れてもらえなかったことを周りにアピールすることで、認めてもらおうとするかもしれない。
たちの悪いタイプの承認欲求者は、要するに、かまってちゃんなわけです。
巻き込まれたら最後、自分の価値を下げる結果にならないとも限りません。
そんなタイプの人には近づかないことがベストな選択ですよ。
承認欲求が強いということを相手に伝える
もし相手が承認欲求が強いことに気づいていないタイプであれば、そのことを伝えるのも一つの方法です。
自分で承認欲求が強いことに気づけていなかった人は、内心驚くはずです。
他人からそのことを指摘されて恥ずかしいと感じるかもしれません。
そこで、承認欲求が強いことが解決されるわけではないですが、周りの人間に対しての接し方については変化が出るはずです。
周りに迷惑をかけている人で、その事実を伝えても大きな問題にならないのであれば、ストレートに伝えてあげるのもアリかもしれません。
承認欲求が強い人の特徴まとめ
承認欲求が強い人についてまとめてみました。
人に認めて欲しい気持ちが強いことにも、必ず裏打ちとなる理由があるはずです。
今まで迷惑だと感じていた人に対しても、見方が変わるかもしれません。
承認欲求が強いことで悩んでいる人が周りにいれば、どのように接すれば良いか考えるきっかけになるでしょう。