何でもすぐに自分を責める人がいます。
人はなぜ自分自身を責めるのか?そこには心理状況が大きく関係しています。
自分が前に進めるようになるのであれば、自分自身を責めることも良いでしょう。しかし、大抵の場合、責めることでマイナス要素が大きい。
特に周りの人に迷惑をかけるようでは、自立した大人とは言えないですよね。精神的に成熟できていない子供に過ぎません。
今回は、すぐに自分を責める人の心理の特徴について迫っていきます。
目次
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すぐに自分を責める人の心理と特徴
自分を責めることで自分を守っている(責めてますアピール)
自分を責める癖がついている人は、責めているようで実際は反省していません。守りに入っているだけなんです。他の誰かに攻撃される前に、いち早く自分自身で責めることで守っているんです。
人は反省している人を見ると、追い討ちをかけることをためらいます。
なぜなら、弱っている人間を攻撃するのは弱いものいじめになるからです。
そして、それを分かっているからこそ、あえて積極的に自分を責めるわけです。
意識していても無意識だとしても、度胸がなく内心ではビクビクと怯えているんです。
全く学習できていない
自分を責める人は、学習できてない人が多い。責める行為に満足して、中身がないんです。
自分を責めている人って、何度も同じミスをしている人って多くないですか?ケアレスミスが多かったり、物事を深く理解しようとしない。
要するに学習能力がないわけです。
本来であれば自分を責めるという行為は、間違いを犯さないようにするための行為です。
でも自分を責め慣れている人は、感覚がマヒしているんでしょう。実際はほとんど学習できていないも同然なのです。
徹底して自信がない
自分を責めている人は、徹底して自信がない人達。
特に人前で、自分を責める様子を見せる人は、本当に自信のない人。自信のなさを自分に刷り込むように、暗示をかけていると言っても良いでしょう。普段からダメな自分を見せておくことで、嫌なことを振られないようにしているんです。
戦略的な行為に見えますが、無意識のうちにやってしまっている人が多い。
これまで生きてきた経験の中で、反射的に行ってしまうのでしょう。自分を責めることをやめない限り、自信を取り戻すことはできないでしょうね。
⇒自信がない人の特徴・心理と対策方法とは?弱気な人が周りに振り回されない意思を身につける方法
落ち込む自分に酔っている
自分を責めることでテンションを下げて落ち込む人。人前で見せる人には、かなりナルシズムを感じる行為です。
かわいそうな自分のことがかわいくて仕方がない。
「なんで自分だけこんな目に合うんだ・・・」
「なんでもっとうまくできないんだろう・・・」
落ち込んでいる姿を見せるということは、エサを撒いているわけです。
「(誰か落ち込んでいる自分をなぐさめて!)」
「(ほら!ここにこんなに悲しそうにしている人がいますよ!)」
周りにいる優しい人は、相手にしちゃうんですよね。
そして馴れ合いが始まるわけです。よく見る光景で誰もが見たことがあるんじゃないでしょうか?
私も見たことがあります。
もっと自分を褒めるべき理由とは?
人はもっと自分のことを積極的に褒めるべきなんです。
なぜ自分を責めていけないかと言うと、無意識のうちにネガティブになってしまうからです。
自分を責める行為はマイナスにしかならない
自分を責めるという行為は、基本的にマイナス要素を取り上げるということ。
自分の失敗やダメだった行為を振り返るわけです。ここでマイナスからプラスへ切り替えられるかが重要。
反省を活かして、次に何をすべきなのか?ここまで考えてこそ意味のある行為です。
しかし、自分1人でここまでしっかりと考えられている人は少ない。
「ああーダメだったぁ」で、終わってしまってはいけないということです。それならそもそも責めない方が良いですよ。
忘れてしまう方がメリットが大きいくらいです。
自分に催眠をかけるように自己暗示していくべき
催眠というと聞こえが悪いかもしれませんが、自分のためになることなら自己暗示でも構わないはずです。
自分を褒めることで能力を伸ばせたり、自信がつくならその方がいいですよね?
プロのアスリートの人たちは、自己批判をひたすら何回もくり返します。
深く反省して学ぶことができないのであれば、気にしないほうがマシです。肯定的になるべきとはそういうこと。
自分一人で反省して学べるほど自立した精神を持っている人は、一般人では少ないでしょう。ほとんどの人は諦め癖がついていますからね。
諦めるほうが楽。そんな価値観なら、悩まずに楽観的に過ごしたほうが良いでしょう。
褒められると続けられる
人は褒められると嬉しいという感情を持ちます。
これには成功報酬としての価値があります。
つまり、もう一度褒められたいと思うわけです。
これが継続において重要なファクターになっています。
勉強でも仕事でも、スポーツでもなんでもいいですが、努力が認められないと継続することが途端に難しくなります。
コーチや先生、上司など、それが定型的でも褒めれくれる人がいると、自分が認められたことで前向きな気持ちになれるものです。
でも自分1人でやっていることなら、自分が褒めてあげないと誰も褒めてくれないですよね。
周りに褒めてくれる人が誰もいない場合もそうです。
自分だけは自身のことを見捨てないであげてください。
あなただけが、確実に自分のことを褒めてあげられる最後の1人なんです。
自分だけは絶対に自分のことを褒めてあげましょう。
まとめ
自分を責める人は無意識でやってしまっているんでしょう。
長年やってきたその癖は、もう直せないかもしれないですね。周りにそんな人がいる場合、相手にしないほうが良いですよ。
時間の無駄ですからね。
自分がそうで、改善したいと思う人は、自分を責めているときに本当に反省できているのか、もう一度よく考えてみましょう。