すぐに他人と自分を比較してしまう。比較している自分に気づくと、なんだか嫌な気持ちになりますよね。
比較する癖を治すためには、原因を知る必要があります。
どうして人と比べてしまうのか?
自分を信じることができない理由とは?
今回は他人と比較する癖を直す方法と、比べてしまう人の持つ特徴と心理について詳しく見ていきます。
目次
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他人と比べてしまう原因
すぐに他人と自分を比べてしまう人。なぜ他人と自分をすぐに比較してしまうのでしょうか?
自分に自信がない
なぜ他人と比較してしまうかと言うと、自分に自信がないからです。
自信がない人が他人と比較するんです。本当に自信があれば人と比べる必要なんてないですからね。
たとえ他人の方が優れていたとしても、自分とは関係ないはずです。
それでも比べてしまうのは自分に自信がない証拠です。
⇒自信がない人の特徴・心理と対策方法とは?弱気な人が周りに振り回されない意思を身につける方法
承認欲求が強い
すぐに人と比べる人は、褒めてもらいたいんです。承認欲求の強い人は、他人が気になって仕方がない。
なぜなら、自分がまだ認めてもらっていないと感じているからです。
自分の努力を誰かに認めてほしい。自分はこんなにもすごいんだということを理解してもらいたい。それなのに、誰にも認めてもらえないから、満たされないんです。
承認して欲しい欲求が強すぎると、周りの人を無視することができなくなり、常に人を観察するようになります。
⇒承認欲求の強い人の特徴とは?なぜ人に認められず満たされないのか?
両親からの影響
育った家庭環境からの影響が強い人もいます。
子供の頃から勉強の成績や、容姿などについて親から何度も繰り返して刷り込まれてきた人。
「他の子はもっと頑張ってるのになんでこんなに成績が悪いの?」
兄弟や姉妹の間で、比較され続けてきた人もいるはずです。
両親から劣等感を植え付けられてきた人は、大人になってもその考え方が染み付いています。
自分が比較され続けてきたからこそ、他人を見るときも比較してしまうんです。
優越感に浸りたいナルシスト
他人と比較することで自分の方が優れていると優越感に浸りたいナルシストタイプの人もいます。
このタイプの比較する人は、自分より劣っている人としか比較しません。自分より優れている人と比較しても、優越感を得ることはできないですからね。お山の大将やジャイアンタイプと言っておきましょう。
一見凄そうに見えますが、あくまで井の中の蛙。自分のホームグラウンドでしか勝負しない根性なしタイプです。
アウェイに行くと、黙り込んで弱気になります。こういうタイプの人と関わってはいけませんよ。
時間の無駄です。
⇒自己中心的な人が持つ特徴と心理とは?自己中な性格を直す方法
人生がつまらないと感じている
毎日生きていても楽しくない。人生を達観して何をしてもつまらないと感じてしまう。
実はつまらなそうな人ほど、他人を意識するのです。これは、誰かにかまってほしいことの裏返しでもあります。
自分の人生を楽しくするかは自分自身にかかっていますよね。批評家になって他人のことを見下すことでしか、自分の価値を見出せないのです。
他人の批判なんて誰でもできることですし、それによって得られるものはありません。
ネガティブで人生に絶望している人も、他人が気になって仕方がない。自分だけが不幸になっていることを許せない人なのです。
⇒何をしても楽しくない原因。自分の考え方が悪いことに気づいていますか?
人と比べる癖を直す方法
比較する意味がないことを理解しよう
人と比べても意味がありません。
そもそもの前提条件が違いすぎます。
- 生まれた場所
- 育ち方
- 家庭環境
- 才能
- お金
- 頭の良さ
- 運の良さ
など、全て異なるわけです。
人は同じように見えて、全く異なるのに比較しても仕方ないじゃないですか。
比べる意味がないことを理解すれば、他人を気にしなくなります。
そうすれば、比べてしまう癖もなくなるということです。
不満を解消してあげる
人と比べたくなるのは、自分に不満があるからです。
「あの子より頭が悪い・・・」
「お金持ちってうらやましいなぁ・・・」
「才能ないから努力しても意味ないわ・・・」
どんな悩みも、自分に対する不満が原因です。
逆に考えると、自分の中の不満を解消することができれば、人と比べることもないのです。
自分が満足できていないから、言い訳を他者に求める。
でも、他人と比べたところで、余計に落ち込んでしまうだけですよね?
それよりも、比べたことで自分が何に不満を持っているのか?
ここに気づくべきです。
解消すべき不満が見つかれば、あとは解決するだけ。
自分にできることって、これしかないはずです。
自分だけに集中する
他人と比較する癖を直す方法は、自分に集中することです。
自分のために時間を使えば、他人と比較する暇なんてないはずです。もっと自分を大切にして、もっと自分に投資する。自分に自信を持って、自分のことを考えれば他人と比較する癖なんてすぐに直せますよ。
結局を人と比べたところで、自分に変化は起きません。目標や憧れとしてとらえる分には良いですが、すぐに比較してしまうとなると、バランスが悪すぎます。
もし他人と比較している自分に気付いたのであれば、自分のことをないがしろにしていたと自覚してください。
それを繰り返せば、いずれ癖は治ります。
まとめ
他人のことを強く意識しても仕方がないです。
大切なのは自分自身に投資すること。自分のために時間を使ってください。そう考えれば、他人のことを気にしている暇はないはずです。
他人と比較する時は、自分にメリットがある時だけにしてください。他の人が幸せでも全く気にならないはずです。
逆説的ではありますが、心の底から他人のことを賞賛できるようになったとき、自分自身のことを本当に大切にできるようになったということです。
その境地まで達していない人は、何よりも自分のことを尊重できるように努力すべきです。