「初対面の人と打ち解けて話すことができない。」
「会社で上司と2人きりになった時に話すネタがない・・・」
「自分は自信を持って話しているのに、いまいち理解してもらえない・・・。」
話し上手な人ってなんだかかっこいいですよね。
どうして話がうまいんでしょうか?
話し上手な人の特徴を知ることで、その秘密がわかるはずです。
今回は話し上手な人の特徴と、上手に会話を進めるためのコツについて解説します。
目次
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話し上手な人の特徴
相手が理解しているかどうか必ず確認する
話し上手な人は、自分の話してる内容を相手がちゃんと理解しているのか必ず確認しています。
会話はキャッチボール。
相手が理解しないまま勝手に話しているのは、単なる独り言です。
いっぱい喋れば話し上手というわけではありません。
たくさん話せるから、自分は話すのがうまいと勘違いしている人もいますが・・・。
学校の先生の授業でも、全く頭に話が入ってこない先生もいましたよね。
話している内容は正しくても、こっちが理解していないのでは意味がないんです。
話し上手な人というのは、相手が理解するまで話を先に進めない。
ちゃんと相手がついてきているか確かめる人が、話し上手な人です。
もし自分が話上手になりたいのであれば、自分が話した内容を相手がちゃんと理解しているか、確認すべきです。
相手のタイプを見極めることができる
会話と言っても、人によってタイプは異なります。
- 自慢話をしたい人。
- 不幸話をしたい人。
- 面白かった話をしたい人。
など、こういうタイプの人は自分の話を聞いて欲しい人です。
逆に相手の話を期待しているタイプの人もいます。
- 自分を楽しませてほしい。
- 面白い話が聞きたい。
この場合は受け身のタイプです。
話し上手な人というのは、相手がどういうタイプか見極めて自分の話し方を変えることができる。
相手が話したいのか、それとも話してほしいのか。
話したい相手なら、相槌を打ちながらどんどん相手の話を引き出す。
話してほしい相手には、自分が持っている話のネタや、ためになる話をする。
これはどんな立場の人でも、同じです。
友達や家族でも、自分よりも立場が上の人でも、違います。
その時の気分によって、変わることもあるでしょう。
話し上手になるには、常に相手がどうしてほしいのか考えることが重要です。
話を整理するのが上手い
素人の会話というのは、すぐに脱線しがちです。
話にまとまりがなくて、話している本人たちもよくわからなくなってしまう。
目的がない会話ならそれでもいいんですが、説明が必要な場合、会話が下手ということになっていまいます。
会話の上手い人は、話の途中で会話の流れを整理してくれます。
全体の中で、今この部分を説明している。
もし途中で相手が理解していない部分があれば、補足で説明を入れてくれる。
普通の会話でも、相手はよくわかっていないまま、話を合わせてくれていることも多い。
何も気にせずそのまま会話している人もいますが、本当は相手に伝わってなかったりするのです。
この部分は会話の上手い人との違いですね。
自分のことは最低限に留めている
会話を盛り上げるためには、自分の意見などを含める必要はあります。
あまりにも質問ばかりだと、相手は自分が探られているようで、不快に感じるからです。
情報をさらけ出す方が、相手の警戒も解けるのです。
しかし、自分のことを話しすぎるのもよくありません。
相手は話を聞いてほしいと思っているのに、それを無視することになるからです。
会話は基本的に、相手に話させる人が会話の上手い人。
相手が話すことがなさそうなときに、タイミングよく会話のネタになるようなことを話せると、かなり会話上手と言えます。
テンポの良い会話は、ネタになる着想が必要です。
その会話のネタだけ放り込んであげると、相手は水を得た魚のように、元気よく話をしてくれるのです。
上手に会話を進めるためのコツ
常に笑顔でいる
話し上手な人は、常に笑顔であることを心がけています。
話の内容はコミュニケーションにおいてもちろん重要です。
でも、相手が受ける印象としては、表情も大切です。
どんなに話が面白くても、説明が上手くても、顔が無表情だとちょっと気になりますよね。
人って会話する時、表情もかなり気にしているんです。
話が面白くなくても、笑顔で楽しそうに話していれば、相手もなんとなく笑ってくれませんか?
逆に笑いながら真剣な話をしても、相手にその真剣さが伝わらないはずです。
つまり、上手に会話を進めたいのであれば、できるだけ笑顔をキープしておくことが大切。
会話の内容ばかりに集中しがちですが、表情も大切なんです。
全部話そうとしない
会話が下手くそな人は、時間内に全部話そうとします。
今持っている自分の話のネタを、全部吐き出してしまうんです。
話し上手な人というのは、映像を見せるように細かい描写を伝えようとする。
例えば、「自転車に乗っていて車にぶつかってしまった」という話があったとしましょう。
これをそのまま会話にすれば一言で終わってしまいます。
「この間、自転車に乗っていて車にぶつかっちゃったよ・・・。」
「うわぁ・・・。大丈夫だった?」
話を聞いている相手としては、こうやって相槌するぐらいしかないですよね。
相手に伝わる情報がかなり少ないのがわかります。
話し上手な人は、だってこれだけの話でも思いっきり話を膨らませることができます。
- 何のために自転車に乗っていたのか?
- どんな場所でどんな車だったのか?
- どんなぶつかり方をしたのか?
- 乗っていた車の人物はどんな人だったのか?
- 自分の不注意が原因だったのか?
など、細かい情報はいくらでも含ませることができます。
話し相手がどこに食いつくかわかりませんが、情報が多いと話し相手の人もイメージを膨らませやすいですよね。
細かく話すと時間内に全部話すことができないこともあります。
でも、その場をつなぐだけの会話なら、全部話せなくても良いですよね。
また会った時に続きを話してもいいですし。
うまく会話を進めるためのコツは、細かい描写について語ることです。
自分の情報をさらけ出す
話し上手な人は、相手に話させるのが上手い。
相手はなぜ話せるのかというと、話している人の情報に反応しているからです。
会話が弾むには、自分の情報を出さないといけないんです。
当たり障りのないことを話していても、深い話にはならないということです。
- 天気の話
- 食べ物の話
- ニュースの話
- 季節の話
- 服の話
まだまだたくさんありますが、会話に困った時のネタとして挙げられるテーマですよね。
これを単純に、その話しても意味がないんです。
テーマに対して自分がどう思ったのか?どう感じているのか?
これを話さないと、話が膨らまない。相手が反応してくれないんです。
自分をさらけ出すのが恐い人は、話すのが下手な人が多いですね。
相手にどう思われるのか気になってしまう人は、まずは自分をさらけ出せるようになる方が、話し上手になる近道かもしれません。
相手の会話のスピードに合わせる
人によって話し方のスピードも違いますよね。
話す速さは、頭の回転の速さにも関係しています。
せっかちなタイプの人に、だらだら話してしまうとイライラして話を聞いてもらえない。
逆にゆっくりタイプの人に、たたみかけるように話しても、理解しないまま会話が終わってしまうでしょう。
相手に話を理解してもらうというポイントを話しましたが、それにも大きく関係しています。
相手が何か話そうと考えているうちに、話を先に進めてしまうと、新しく入ってきた情報を処理するために、話そうとしていることについて考えられなくなってしまうでしょう。
これは良くない話の間ですよね。
何か話したそうにしていることがあるのであれば、そこが相手の話を聞くポイント。
自分が話したいことを忘れてしまいそうだからと、自分の話を一気にしてしまう人は、話し下手な人です。
まとめ
話し上手な人は、常に相手を意識して話しています。
会話にとって重要なのは話のネタよりも、話し相手との波長の合わせ方。
ここが重要なんです。
日常の何気ない会話の場合、特にそこが大切ですよね。
何かを解説したり、説明するのであれば、話すのは簡単です。
コミュニケーションとしての会話には、常に相手がどう感じているのか?理解できているのか?ということに意識を割くべきです。
独りよがりな話し手というのは、たくさん喋っていても話し下手な人です。
話上手な人になるには、相手のことを常に考えましょう。