ある時突然、いきなり感情が爆発する人っていますよね。あなたの周りにも、ヒステリックな人がいますか?
もしかすると周りの人から指摘されて、自分がヒステリックな症状を抱えているかもしれないと疑っている。そんなところでしょうか?
そもそもヒステリーが起こる原因は一体どんなものなのか?ヒステリックな人が持つ心理状態と特徴とは?
そして、ヒステリーを起こしても、人間関係を良好に保つための方法について詳しくまとめてみました。
目次
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ヒステリックな人の心理と特徴
まずはヒステリックな人の特徴について、おさらいしておきましょう。特徴をおさえておけば、日常生活でヒステリックな人を見分けることができるようになります。
被害妄想が強い
ヒステリックな人は、被害妄想が強い。ほんの小さな刺激でも反応してしまうんです。こういうタイプの人を見つけると、いたずらにちょっかいをかけたりする人がいますが・・・。
やめたほうがいいですよ。逆上すると何をするかわからないので、怖すぎます。知能が低い人をおちょくると、自分が痛い目を見ることになりますよ。
自分の嫌なことを責められていると勘違いして、いきなり怒り出す人もいます。相手としては冗談のつもりで言った言葉が、思いのほか傷つけてしまうことになるんですよね。よくニュースで見かける様な事件でも、ヒステリックなことが事の発端になっているケースが多い。
被害妄想が強い人は逆上しやすく、心の中が弱い人なのです。
自分の非を認めない
ヒステリックな人は論理的な思考が苦手です。できるだけ考えたくないんですよ。気分でその日の気持ちも大きく違います。
何か問題があったときにも、その反応は違ってきます。
たとえ自分に原因があったとしても、それを認めることができない。自分で考えても手に負えないからこそ、感情を爆発させてしまう。
自分の非を認めないということは、わがままで横暴な性格の持ち主。もし非を認めてしまうと・・・。これまでの自分のミスや間違いを認めなければいけないことになります。
でも、プライドがそれを許さないのです。
⇒自己中心的な人が持つ特徴と心理とは?自己中な性格を直す方法
攻撃的になる
ヒステリックな人は、まるでよく吠える犬のように相手を威嚇して牽制します。なぜなら、感情を爆発させると相手がひるむことを知っているからです。
自分が間違っていたとしてもそうでないとしても・・・。
とりあえず取り乱して一方的にまくしたてることで相手をストップさせる。結局のところ話し合いなんてしたくないんです。
自分が間違っているかもしれないですからね・・・。
その場をわざと混乱させてかき乱すことで、うやむやにする。そのために相手の言い分を聞かずに一方的に攻撃的になるわけです。
泣き出す
泣き出すのも攻撃的になることと、同じ理由なんです。相手に立ち向かう勇気がない弱いタイプの人は、臆病なので攻撃的になることはできません。
そうした場合に、自分を守るために取ることができる行動は、泣くことだけです。
感情の高ぶりもあって、泣きやすいし、普段から泣き慣れている。泣くのってずるいですよね。泣かれたらもうどうしようもないですし・・・。なんだかこっちが悪い感じになってしまいます。
もちろん感情的に涙が溢れることもありますが、打算的に泣き出すのがヒステリックな人の特徴です。
⇒メンヘラ女性の特徴や症状まとめ!見た目だけじゃ判断できないメンヘラ女子とは?
彼氏に迷惑をかける
付き合っている彼女がヒステリックな場合。彼氏としては、耐えられないですよね・・・。
付き合った当初はそんな女だと思ってなかったはずです。ヒステリーな女なんて面倒くさいだけですからね・・・。
自分がヒステリックだとわかっている女は、あえて付き合うまでその姿を見せません。だって嫌われるに決まってますからね。
付き合ってみて、彼氏が受け入れてくれるか確かめるしかないんです。自分ではどうすることもできない感情の爆発を・・・。
ヒステリックの意味や由来とは?
ヒステリックという言葉の意味や由来について、確認しておきましょう。
- 精神的な原因で,運動・知覚障害や意識障害を示す現象をいった語。
- 精神的な原因で一時的に生じる病的興奮状態の通称。ヒス。
- 虚栄心が強く,感情が変わりやすく暗示にかかりやすい性格。 「 -性格」
出典:https://www.weblio.jp/content/%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC
ざっくり説明すれば、心の問題によって、言葉や行動に異常が見られる状態を指すと言えます。
冷静ではない興奮状態で、軽いパニックというとわかりやすいでしょうか?
ヒステリーを起こす原因とは?
ヒステリックな人は、なぜヒステリーを起こしてしまうのでしょうか?その理由も様々ですが、考えられる原因について詳しく見ていきましょう。
精神的な心の問題
ヒステリックの原因として最も考えられるものが、過去の経験によるものです。特に幼少期は、誰でもヒステリックな症状を起こします。
子供は自分の納得がいかないことに対して、感情を爆発させることでしか対処できないからです。
しかし、家庭の環境によって感情を爆発させたことによる反応は異なります。育てられた親による反応しだいで、ヒステリーを引き起こすとどうなるのか学ぶわけです。
甘やかされて育てられた人の場合
例えば、甘やかされる家庭に育った人の場合、ヒステリーを引き起こすことで、何でも許してもらえた経験がある・・・。
つまり最終的な奥の手として、ヒステリーを武器にしているわけです。
どうしようもなくなったとき、追い詰められた時に感情を爆発させて泣き叫んだり、相手をまくし立てることで、その場を制してきた経験を持っている。一度それで解決した経験を持ってしまうと、冷静に頭で考えることをせずに、その後もヒステリーによって物事を解決することになります。
根本的な問題を見つめずに、うやむやにする。それだといつまでたっても、ヒステリーは解決しないでしょう。
身体的な神経系の問題
ヒステリックな人の中でも、心の問題ではなく身体的な影響による感情の問題も考えられます。
女性の場合であれば、生理の周期でイライラを感じた経験を持っていると思います。日常生活において、周りの環境に何の変化もない。それなのに理由なく鬱陶しかったり、イライラしたり、もどかしい気持ちになる。
これは身体的なことが大きな原因です。
体の神経系による内部からの精神への影響
体の神経系による、内部からの精神への影響も存在するのです。つまり、自分では無意識のうちにヒステリックになってしまっているということ。
病気になれば気が弱くなってしまうように、心の状態は内外からの影響を受けてしまうわけです。
睡眠のリズムが狂っていたり、栄養が不足している食生活を続けていたり、全く運動をしない生活を送っていたりなど、体が原因で精神が安定しないことも十分に考えられます。
程度もその状況によって異なりますが、長年にわたって蓄積した習慣はすぐに断ち切ることは難しいでしょう。うつ病とまではいかないとしても、専門家によるカウンセリングも解決の方法の一つです。
精神安定剤を飲むことでその場しのぎになってしまうと逆に危険です。心の落ち着かない状況をしっかりと認識して、根本的な解決に進まなければ症状は悪化するばかりでしょう。
ヒステリックな人への対処方法
ではヒステリックな人に対して、どのような対処をすれば良いのか見ていきましょう。
理性を失っている人に理論的な説明は無意味
ヒステリックな状態で正論を言っても全く意味はありません。
ヒステリックな人は何も聞きたくないんです。聞き入れることができるのは落ち着いてから。周りの人はヒステリックな人が感情を爆発させたと気づいたら、ひとまず落ち着かせる様にしましょう。
男性にありがちなのが、理論で解決しようとすることです。夫婦間でありがちなパターンですね。母親である妻が怒り狂っているのを、冷静に理論で説明する。
一見すると問題なさそうな解決方法に見えますが、奥さんは納得していないことも多い。ヒステリックな人は感情を理解して欲しいのです。
怒りや憤りに至るまでの理由を知ってほしい。自分のことを理解してほしいんです。それなのに理論的な説明で押し切ろうとするのは無意味です。
その場は解決したように見えても、また同じ問題をいつか繰り返すことになります。
とりあえず5分間の間をあける
ヒステリックな状態になったと感じたら、ひとまず間をおきましょう。
それは相手にも伝えてください。単純に無視すれば、逆効果になりかねません。火に油を注ぐわけにはいかないので、「とりあえず落ち着いて」と伝えて時間をあけましょう。
それでも怒りが収まらないわけではないですが、少しでも冷静さを取り戻させることはできます。感情を爆発させるには勢いが必要です。
その勢いを強制的にストップさせるために、ぶつ切りで良いので話を打ち切りましょう。その後でお互いに冷静になって話し合えるような状況を作ってから、問題を解決することに時間を割きましょう。
しっかりとした理由をつけて謝る
人は謝られると攻撃的になりにくいものです。
なぜなら非を認めている人に対してさらに追い打ちをかけると、自分が悪いことをしている気分になるからです。
しかし、あいまいな理由でなんとなく謝ってしまうと、また相手を怒らせてしまう原因を作ってしまいます。どんな状況であっても謝るべき理由を見つけることができるはずです。
相手の状況を理解してあげることができなかった。
- 相手の気持ちを無視して同じ様に怒ってしまった。
- 自分も冷静ではなかった。
- どんな理由でも良いのでとりあえず謝る。
誠意を見せることで逆に相手を冷静にさせることができるのです。
ヒステリックな彼女への対策方法
自分の彼女がヒステリーな彼女の場合の対策方法について解説しましょう。
彼女の場合は、対策は簡単です。ある程度パターンが予想できるからです。
過去に感情を爆発させたときに、何が彼女の癇に障ったのか思い出してください。
- 一人ぼっちにして、寂しい思いをさせてしまったのか?
- 自分を一番に扱ってもらえなかったことが悪いのか?
- 彼女の気持ちを読み取れなかったことなのか?
おそらくですが、理由なんて理不尽なものであるはずです・・・。ヒステリーな人はかまってっちゃんですからね・・・。そういうときは、単純に甘えたいんです。
あまり深く考え過ぎない方が、気持ちが楽かもしれないですね。精神的に子供だということで、上手く扱ってあげればいいんです。
職場にいるヒステリーな人への対策
仕事関係の人でヒステリックな人がいる場合。仕事がからむと、対応も慎重にならざるを得ません。間違った対応が、相手の怒りをさらに増幅させる危険性もあります。それが原因で、仕事を打ち切られないとも限りません。
意外と仕事能力の高い人ほど、ヒステリックになるんです。なぜなら、自分より仕事ができない人に対してイライラするからです。
重要なのは、いかに相手の嫌なことをしないか先読みすること。イレギュラーなことに対しては、即座に誠意をもって謝る。これしか方法はないでしょう・・・。
後に引きずるタイプの人間は、日が経ってから掘り返してくるような人もいますからね・・・。終わったと思っていた話でぶり返されて驚くことになりかねません。
まとめ
ヒステリックな人の特徴とヒステリーを引き起こす原因と対策方法についてまとめてみました。
大人になってからもヒステリーを起こす人はいます。大人気ない様に見えますが、ヒステリックになってしまう理由を理解すれば、仕方がないと思えるかもしれません。
重要なのは周りの人の対処方法ですね。火に油を注ぐような行為はやめておきましょう。必要以上に刺激を与えると、何をしでかすか分かりません。
冷静になることが大切で、その方法も様々ですが、その状況において正しい対処を行って下さいね。
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