自己顕示欲が弱い人は、なかなか自分を出せないことで悩んでいるかもしれませんね。
自分のことをしっかりとアピールすることができる人は、自己顕示欲が強い人です。
学校での友達関係や仕事においても人間関係は重要です。
自己顕示欲が低い人は、なぜ自分をアピールできないのか?
どういった考え方や心理状態で、そうなっているのか?
今回は、自己顕示欲が弱い人の特徴と心理、そして自分をアピールできない原因について詳しく解説していきます。
目次
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自己顕示欲がない原因や心理状態とは?
他人のことを恐れている
自己顕示欲が弱いということは、他人を恐れていることの表れでもあります。
自己顕示欲が強いということは、誰よりも自分のことを優先しなければいけない。
つまり、他人のことを蹴落とさなければいけないということ。
自分をアピールすることで誰かが嫌な思いをするかもしれない・・・。
誰かが損をしてしまうかもしれない・・・。
そう考えると行動できなくなってしまうのです。
周りの人のことを考えてあげられるという点では素晴らしいことです。
でも、そのことが自分をアピールする機会を失わせていることに気づいていますか?
子供の頃に自分を優先させたことで、トラウマになってしまう様な出来事があった・・・。
友達との関係でうまくいかないことがあった・・・。
他人のことを恐れている人は、自分を優先させることができなくなっているのです。
⇒自己中心的な人が持つ特徴と心理とは?自己中な性格を直す方法
恥ずかしがり
恥ずかしがりな人は、同時に自己顕示欲が低いということになります。
自分をアピールすることは、恥ずかしい思いをすることにつながるんです。
自分で恥ずかしさを克服しないと、いつまで経っても暗い自分のまま。
誰にも本当の自分を見せられないままになってしまうんです。
恥ずかしがりの人は自意識過剰。
必要以上に自分のことに注目されていると勘違いしている。
他人はあなたのことをそこまで気にしてませんよ?
他人はそこまで自分のことを気にしてはいないのに、自ら不利な状況に追い込んでいる。
恥ずかしがりも自己顕示欲が低い大きな原因の1つです。
自分に自信がない
自分に自信がないことで、自分をアピールできない人もいます。
諦め癖の強い人。
他の誰かより優れている点がないと思いこんでいる人。
自信のない人って多いですよね。
なぜ自信が持てないのか?
それは失敗することを恐れているからです。
他の人に負けたくない。
それならば最初から競争しなければいい。
自分が自信を持たなければ、誰かと争う必要もない。
そんな諦め癖が幼い頃から身についている人は、反射的に自信のない行動を取ってしまう。
もちろん誰かと競い合う必要はないかもしれません。
でも、自信のなさがクセになってしまうと、自分自身のことについても同じように振る舞ってしまう。
成長できないタイプの人はこういうタイプの人です。
自分のために何かしようと思っても、自信がないので何もできない。
平凡な自分を作っているのは、自分自身ということに気付けないのです。
⇒自信がない人の特徴・心理と対策方法とは?弱気な人が周りに振り回されない意思を身につける方法
他人と違うことを恐れている
他の人とは違ってしまうことを恐れているのも特徴です。
自分一人だけが違う考え方をしている。
みんなと違う意見になってしまって、仲間外れになってしまうのが怖いのです。
人と違うことで孤立してしまう。
ヘタに自分を出してしまうことでその状況に追い込まれてしまうかもしれない。
そう考えると自分のことを不用意に出すことができなくなるわけです。
危険な状況に追い込まれない様に、あえて自分を出さない。
自己防衛の強い考え方の人ということです。
失敗を恐れている
間違いを恐れている人も同じです。
特に大勢の人がいる中で失敗することは絶対に避けたいと考えている。
人前で何かをするのが嫌い。
本番で緊張してしまったり、失敗が多い人に多い考え方です。
自分自身として精一杯やりきること。
自分の力を最大限引き出すこと。
それさえできれば失敗したとしても問題はないはずです。
しかし頭の中は真っ白で、何も考えることができない。
当然自分をアピールすることもできないということです。
本末転倒のようですが、人の頭の中で考えていることを覗くことはできません。
自己顕示欲が低い人はこういった考え方をしているのです。
⇒すぐに自分を責める人の心理と特徴。自分を責めてしまう原因を知ってもっと肯定的になるべき理由とは?
穏やかで優しい性格
元々性格が穏やかでおとなしいタイプの人は、自己顕示欲が弱い人。
そもそも競争したくないし、誰かを蹴落としてまで自分をアピールしたくない。
みんなが仲良くやっていければそれが最も良いことという価値観の持ち主。
たくさん愛情をもって育てられた人は、他人に対して優しい気持ちを持つことができます。
自分のことを顕示しなくても、十分に満たされている。
我先に自分のことをアピールしようと考えないために、後手に回る機会が多い。
そのことで自己顕示欲が低く見られるのです。
自己顕示欲を強くする方法とは?
自己顕示欲が低い人が自分アピールするためにはどうすれば良いのでしょうか?
自己顕示欲を強くする方法について見ていきましょう。
自分自身を最優先する
確かに周りの空気を読むことは大切です。
誰かに被害が及ぶのであれば避けるべきでしょう。
しかしそのことによって自分自身が損をしていては意味がありません。
自己顕示欲が低い人は、自分の不利益に対して疎いところがあります。
人を傷つけなければそれで良い。
たとえ自分が損するとしても、その方がマシだ。
こう考えるのです。
もし自己顕示欲を強くしたいのであれば、自分自身を大切にしなければいけないのです。
自分のことは誰も守ってはくれません。
あなたが自分のことを見捨ててしまうと、世の中の全てのことに振り回されてしまうでしょう。
自分のことは自分が一番よく知ってるはずです。
その自分を守るために、自分自身のことを安定させるために、自分をアピールする必要があるのです。
自分を大切にできていない人は、まずは自分を最優先することを考えてください。
自己顕示欲は自己中心的ということではない
人は他人のことについて全く何も知らない。
知っていると思っていても、それは単なる思い込みです。
しかも常に変化している。
そういったあやふやな状態なんです。
つまりアピールしても本当の自分を伝えることができているのか怪しいもの。
本来の自分ではない間違ったイメージで伝わってしまうことほど嫌なことはありません。
自分が正しいと思っていることをそのまま相手にも伝える。
そのために自己顕示欲を強める必要があるのです。
人を傷つけるつもりは全くない。
単純に自分のことをストレートに出したい。
勘違いしてほしくない。
そんな風に考えれば、自然と自分のことを伝えたい気持ちが湧くはずです。
考え方を変えることで自己顕示欲は強くなるのです。
自己顕示と自己中心的な考え方は全く別物です。
⇒自己中心的な人が持つ特徴と心理とは?自己中な性格を直す方法
自分自身でさえ気づいていない自分を知る
人は自分のことでさえ完璧に把握しているわけではないのです。
外に向かって発信することで、自分自身も気づくことがあります。周りの人が見たほうが、自分のことをよく捉えていることもあります。
つまり自己顕示することが自分を知ることにつながるわけです。
「自分の中にこんな気持ちがあったなんて・・・」そんな気持ちを持つこともあります。
自分の考えていることを全て出し切ることで、自分の中にスペースが生まれる。そこに新しい考え方を入れることができて、一歩成長することができる。
この繰り返しが人を成長させるのです。
自分のことをアピールすることは、アウトプットと捉えられがちですが、インプットも兼ねているということです。
完璧主義は自分の身を滅ぼしますよ。
⇒完璧主義者の特徴と心理。完璧主義のデメリットと治し方とは?
まとめ
自己顕示欲が弱い人の特徴と心理についてまとめてみました。
自分をアピールできない人は、考え方が間違っていませんか?
周りに対して気を使いすぎる必要はありません。
自分自身を大切にして、偽りのない自分を伝えるだけなんです。
自分を押し殺していても、何も成長することはないでしょう。
自分自身でさえ気づいていない自分を知るためにも、もっと自分をアピールしていきましょう。
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